ジャニヲタから見た地下アイドルヲタの世界
地下アイドル、それは、アイドル戦国時代とも呼ばれるこの時代のアイドル界を賑わす存在である。
まず、地下アイドルとはそもそも何か?
これは、Wikipediaの「ライブアイドル(=地下アイドル)」の項による定義である。テレビや雑誌、時には映画でも活躍するジャニーズが「マスメディアへの露出」を中心に活動するアイドルだとすれば、地下アイドルはそれに相対するジャンルのアイドルであると言えるだろう。
私には3歳下の妹がいる。彼女は地下アイドルのファン、いわゆる地下ヲタである。そんな妹を持つジャニヲタの私は、日々ジャニーズの世界に浸りながらも、地下ヲタの世界を横から眺めながら過ごす毎日を送っている。
妹は、もともとは私と同じでジャニーズのアイドルをを応援していた。山Pと横尾さんと小山さんを掛け持ちする、そこそこ重度のジャニヲタで、「山Pはマジで人類の奇跡!」、「私、横尾さんと結婚するんだ~」、「小山の腕まくりヤバい!」といったセリフを繰り返して生きていた。私としては、彼女は飽きっぽい性格なので、いつ何がきっかけで誰に降りるか分からないなあ、と思っていたが、妹が去年の夏に突然降りた先はまさかの地下アイドル、未知の領域であった。突然地下アイドルの世界を身近に感じる状況におかれた私が受けたカルチャーショックは大きかった。同じ男性アイドルといえども、メディア露出中心のジャニーズとライブ活動中心の地下アイドルは全く違うものだ。今日は、私が受けたカルチャーショックの数々を殴り書きしておきたいと思う。
~ジャニヲタの視点で見る、華麗なる地下ヲタの世界~
ジャニヲタは「担当」、地下ヲタは「推し」
基本的には、ジャニヲタの界隈では「担当」概念が浸透している。私としてはこの概念には多少の疑念もあるが、一応はシゲアキ担を名乗っているし、私の担当は加藤シゲアキだ。これに対して地下ヲタ(というかアイドルヲタ全般)は「推し」というワードを使う。地下ヲタの世界ではこれは絶対らしく、ジャニヲタから流れたヲタが「私○○担なんです~」とでも言おうものなら周囲からの総スカンをくらうそうだ。
毎週のようにイベントがある
さすがライブ活動を中心とするだけあって、ライブをはじめとする各種イベント(トークイベントなどもよくある)がほぼ毎週末開催される。ジャニヲタが自担を肉眼で見ることができるのがコンサートと場合によっては舞台や番組協力だけで、ツアー多ステなどを除けばせいぜい年に1,2回であるのを考えると、この違いは大きい。お金を払ってイベントに行けばアイドルに会えるのが当たり前だから、ジャニーズのコンサートのように、アイドルの姿が見えた瞬間に大音量で悲鳴が上がったりはしない。なんならメンバーが公式の衣装を着て公園や街中をぶらぶら歩き、グループの宣伝チラシを持って通行人に配っている。私が最初に地下ドルのメンバーが3人でつるんでチラシ配りをして歩いているのを見たとき、私は「すごいハイクオリティのコスプレがいるんだなぁ~」と思ってしまった。だってジャニーズがチラシもって街中を歩いてるとかありえないじゃない!
特典会の存在
このようにかなりの頻度でライブが行われるのだが、そのライブ終了後に毎回開催されるのが、「特典会」である。これは、一定金額分の公式グッズを買えば参加できるもので、2ショット会やサイン会が主である。グッズ購入時に特典会参加権が渡され、ライブ終了後に「2ショット券をお持ちの方はこちらにお並びください」などという案内がされる。言われた通りに並んで順番を待てば、自分の「推し」と2ショットの写真を撮ったり、サインをもらったりできるのだそうだ。その間、短い時間だがアイドルとの会話も楽しむことができるらしく、通い詰める、またはインパクトのある振る舞いをすればメンバーに顔を覚えてもらえるという(これを、「認知される」というらしい)。ジャニーズでもグループによっては握手会などがないこともないが、顔を覚えられるなんてこれまたありえない。
ファン同士のつながりの強さ
イベントが多いので、それに比例してファン同士が顔を合わせる機会も格段に多い。また、ジャニーズに比べると会場に集まるファンの数が少ないので、ファンとファンの交流が盛んである。これには良い面と悪い面があり、まず良い面は、ヲタ友が増えるのでチケットの交渉やグッズの譲り渡しなどがしやすいことである。また、地下ドルは地元を拠点に活動することが多いので、そのヲタも自然に同じ地域に住んでいることが多く、ヲタ友とすぐに会って遊ぶことができて楽しいということもある。実際、妹は地下アイドルから降りようとしたこともあるが、現場でのヲタとのやり取りの楽しさを捨てられずにヲタ卒を思いとどまった。また悪い面は、つながりが強い分、目立った行動をすると周りから反感を買うことがあることだ。ある程度現場経験を積んだヲタなら当たり前のようにメンバーから「認知」される。そうなると、アイドルも人間なのでやはり人によって(良くも悪くも)若干対応が変わると言ったことが起きてしまう。すると、メンバーからの対応がよさそうなヲタに嫉妬する者が出てくる。その結果、ヲタとヲタの間で関係が少しギスギスすることもある。また、純粋にコミュ症にはこれはきつい。私みたいな内気で根暗な人間はやっていけない現場だなあと常々思う。
ライブではうちわは持たない
ご存じのとおり、ジャニヲタはコンサートに行くときに担当の名前や「バーンして♡」といったメッセージを書いたうちわを持参する。これはアイドルにアピールをしてファンサをもらうためのものである。しかし地下ヲタは、ライブにうちわを持っていく文化を持たない。それではどうやって推しアピールをするのか。ジャニーズと同じように、地下ドルにはたいていはそれぞれのメンバーカラーやイメージカラーが割り振られている。地下ヲタは自分の推しの色のペンライトを購入し、ライブではそれを振ることで自分の推しメンにアピールするのだ。ペンライトの文化においてもジャニヲタと地下ヲタの違いは大きい。ジャニヲタが持つペンライトは、コンサート会場で販売される、ツアーの公式グッズとしてのペンライトである。基本的には一人一本を片手にもち、もう片方の手でうちわを持つことが多い。地下ヲタは市販のペンライトを持つのだが、これは一人一本とは限らない。多い人になると各指と指の間に挟んで片手に4本ずつ、両手で合計8本持つという猛者もいる。目立つためには光の強さも重要らしく、少し光り方が暗くなったら電池を交換する。
ライブでヲタが振付を踊る
ジャニーズのコンサートでも特徴的な振り付けの曲などはファンがペンライトを持った手で踊ったりはする。しかし、地下ヲタはライブでは基本的に踊る。ライブのDVDを見せてもらうと、色とりどりのペンライトが上下左右に華麗に動いている。また地下ヲタに特有の掛け声や振付もあり、新規にはとてもついていけない。私も数回妹に同伴して地下ドルのライブに潜入したことがあるが、その時私は一言も発さず、ただただ妹に貸し出されたペンライトを上下に振る運動を繰り返していた。
~最後に、持論:ジャニヲタと地下ヲタの精神の違い~
ここまでジャニヲタと地下ヲタの相違点をつらつらと述べてきたが、最後に私の持論を述べておきたいと思う。
地下ヲタを身内に持つジャニヲタとして1年間生きてきた私が考えるのは、地下ヲタとジャニヲタでは自分とアイドルとの関係に求めるものが違うということである。これは完全な私の持論ですべてに当てはまるわけではないが、私はジャニヲタは偶像崇拝型のドルヲタだと思っている。ジャニヲタが愛するアイドルは基本的にテレビの向こうの人、まさに偶像である。さまざまなメディアで担当が活躍するのを見て、その一挙手一投足に嬉々として、毎日を過ごす。ジャニヲタにとってのアイドルは、その憧れ、尊敬、または恋心などあらゆる感情の対象である。同じ番組の録画や同じコンサートのDVDを何度も繰り返し見ては自担の素晴らしさを再確認する。そうして暮らすうちに、たまにコンサートに行く機会が訪れる。いつも画面の向こう側にいたアイドルが目の前にいる。幻かとも思っていたその人が自分の前で歌い踊り、笑っている。その感動は計り知れないものである。私は今年の春のWhiteのコンサートで初めてシゲちゃんを目にしたとき、「あ、この人、実在の人物なんだ」という感想を持った。
これに対して、地下ヲタは思い立ったら毎週でもアイドルが踊る姿を見て、さらには一対一で会話までできてしまう。こうなるとジャニーズと違って彼らは偶像ではなく、例えるならばクラス一の人気者のような存在であると思う。日常的に目にすることもできて、話すことも難なくできるが、やはり違う世界に生きる人、といったところだろうか。
妹が地下ドルの世界に行ってしまって、以前ほどジャニーズの話ができなくなったのが寂しい私は、たまに妹に「ジャニヲタに出戻っちゃいなよ~」とふざけて言ってみるのだが、「認知される楽しさを知ってしまった今は、遠くで眺めることしかできないジャニーズじゃ満足できない…」と言う。私は妹とは全く反対で、遠くからその姿を眺めてはその生き方に憧れて生きる糧にするヲタク生活を愛しているので、会いに行くことを楽しむ地下ヲタの妹とは別のスタイルのアイドルヲタになってしまったなあと思う。まあお互いに人生楽しんでいるのでこれで良しだね。
地下ヲタの妹の話はまだまだあるので、おいおいそれについての話もできたらなあと思う。
今さらですが、Twitterはじめました。
Twitterはじめました!
ブログに書くまでもないようなしょうもないことをつぶやきます。だいたいはジャニーズ、特にNEWSについてぼやくアカウントになると思われ。
— カヲル (@40denier661) 2015, 10月 7
とりあえずツイートを貼っつけてみました!これでいいんか…?機械オンチのSAGA!SAGA!
文系大学生ジャニヲタの一日(仮)
こちらの記事を拝見して便乗しようと思ったはいいものの、9月終わりの当時は絶賛夏休み中で、昼前に起きてだらだら過ごしてからのっそりバイトに出かける一日と午前中にサークルに行ってから帰宅してだらだら過ごす一日をひたすら繰り返す日々を送っていて何の面白みもなかったので、大学の授業が始まってから書こうと思った結果、若干時代遅れみたいになってしまった。
他のジャニヲタの方の記事を読んでいて私は思った。
「みんな時間の使い方が上手すぎる…!!」
どなたも学校や仕事をしっかりこなした上でヲタ活動に十分な時間を費やしていることに愕然とした。私は、勉強や仕事にしても趣味や遊びにしても要領の悪さのために無駄な時間を費やして本当にやるべきことができない人間なので、これを機に理想のタイムテーブルを組んで効率的なジャニヲタライフを送ろうと思ってこれを書くことにした。というわけで、基本的にはこれまで私が送ってきた生活スタイルだけど半分は理想なので皆さんの記事とは多少趣旨はずれているような気もするが細かいことは気にしないんだよ。
まずは円グラフみたいなやつから。エクセルでがんばって作ってみた。こういうのはがんばれる、不思議。
- 1:00~5:30 睡眠
4時間半睡眠。つらい。もっと寝たい。家から学校まで1時間半かかるせいで睡眠時間が削られるので、切実に下宿したいけどひとり暮らしは寂しいだろうしうちの経済状況もあまり良くはないので学校が遠いのもまあしょうがないかなーと思う。夏休みの10時間睡眠の日々が恋しくなるときは、weeeekの「一日4時間睡眠で 日々この体力を注ぎ込んで」というフレーズを胸にがんばる。ちなみにこれは1限がある日の起床時間なので、2限からの日はあと1時間ちょい寝れるかと思いきや、それに合わせて寝るのが遅くなるので大して変わらない。
- 5:30~7:00 朝の準備
コンタクトをつける、洗顔、着替え、髪の毛を整える、メイク、朝食、歯磨きという一連の流れを1時間半で終わらせる。基本的に時間は足りないので、カバンや服は前日の夜に準備しておく。食べなきゃやってらんないマンなので、朝ご飯は必ず何かしら食べるようにしている。着替えやメイクなど自分の部屋で何かしらをするときはパソコンで好きな曲やラジオを流したり動画を流したりする。
- 7:00~9:00 登校
家から最寄り駅まで親に車で送ってもらっている。ありがたきこと限りなしである。歩いていける距離に駅がないのがいけない。5時半起床に失敗したときはこの車中でメイクをする。駅に着いたら電車と地下鉄を乗り継いで学校まで行く。その間乗換3回。電車に乗っている間はだいたいiPodでジャニーズの曲を聴きながらその日ある授業の予習をしたり、本を読んだりする。登校中の悩みがカバンが重いことである。法学部生なのでポケット六法が必須なのだが、学校で一人ひとつずつ借りられるロッカーがあったのに番号ロックをあけるのをミスって開かずのロッカーになってしまったため毎日ポケット六法と分厚い教科書を往復3時間の道中持ち歩く。本当にアホだなあとつくづく思う。
- 9:00~17:00 学校
前期で勉強をさぼってテストを切りまくり単位取得に失敗したので、後期はいまのところまじめに授業を受けている。法学部等の机の下にはもれなくコンセントがあるのでスマホが使い放題であるという誘惑にも負けず、ひたすら睡魔と闘って教授の話を聞く。もとはといえばシゲと同じ学部に入りたくてなんとなく目指した法学部だったが(この志望動機はわりとキモいと我ながら思う)、今となってはこの学部に入ってよかったなあと思う。上手くいけば卒論書かなくていいし、公務員試験にも有利だし。ファミレスで勉強とかするときに、「六法広げて勉強する自分、ちょっとかっこよくない?」とか思っちゃったりもする。元をたどればこうなったのも他ならぬ加藤シゲアキのせいである。授業の合間の休憩中やお昼は手帳を広げて計画を立てたり、Twitterを見たりブログを読んだりする。
- 17:00~22:00 バイト
ジャニヲタをするのにもお金がかかるし、入っているサークル(合唱団)がなかなかにお金がかかるところなので労働は必須。スーパーの中に入っているお惣菜屋さんでレジをしたりお惣菜をパック詰めしてラベルを貼ったりするバイトをしている。普通の飲食店とは違って平日が忙しく土日が暇なので、学校終わりのバイトはだいたい忙しいが、「あー忙しい忙しい」って思いながらレジと売り場を行ったり来たりしてればいつの間にか閉店なので楽っちゃ楽だと思う。趣味は食べることな人間なので、おいしそうな物に囲まれて仕事するのは楽しい。閉店後はレジ閉めと掃除をもう一人のバイトと2人で1時間かけて終わらせて帰る。
- 22:00~23:30
帰りの電車も行きと同じく音楽を聴きながら。バイト終わりで疲れた身体にはミディアムテンポの曲がしみる。やっぱりだいたいジャニーズの曲だが、たまに星野源も聴く。源さんの甘い声を聴きながら、「今日も頑張ったなあ」と電車に揺られるのが至福の一時である。イヤホンをつけて、その日の授業の復習もする。サークルのパート内の連絡係みたいなものをしているので、メールを作って送ったりもする。
- 23:30~25:00 寝る準備
家に着いたら23時半で、だいたいは次の日も1限からあるので、できるだけ早く寝るように必死で準備する。バイト終わりはご飯を食べたり食べなかったりするが、深夜に食べると太るので、できるだけ食べないようにしたいなあ。最近は家族で秋田に行ったときに母がりんごを一箱買ったので、それをむいて食べることが多い。お風呂は防水のプレーヤーで音楽を聴きながら入る。このときにかけるプレイリストが2つあって、一つはまったりしたいときに聴くミディアムバラード集、もうひとつが元気の出る曲集である。ちょっと落ち込んでるときにフルスイングとか流れた日にはもうね。最近は日はまた昇るなんかもやばい。そのあとは朝と同じように、音楽をかけたり動画やDVDを見ながら作業する。ちょっと前からKAT-TUNのタメ旅にはまっててひたすら動画を流している。冠のレギュラーっていいよな…!ノッてるときはNEWSや嵐のコンサートDVDも流す。準備が終わったら好きな曲を聴きながらストレッチをして寝る。Dream Catcherをかけて「おやすみ」を聴いてからスッと寝るのが至高。
これが学校とバイトがある平日の流れである。大学に入ってから家で過ごす時間が少なくなってしまい平日はスーパージャニヲタタイムが確保できないので、楽しみは大人しく土曜日のサークル終わりか日曜に回す。夏休みが明けて4日が経った現在、今のところこの生活スタイルは維持できているので、ずっとこの生活を続けていきたいなあ~。
加藤さんのソロ『ESCORT』を和訳する会
先週末からNEWS LIVE TOUR 2015 Whiteが名古屋から始まった。私も初日に参戦し、ここまでで3公演が無事に成功したようだ。好きで好きでたまらないアイドルが、自分の住む街についこの間までいたのだと思うと、なんだか不思議な感じがする。テゴマスは「テゴマスの青春」のときに見たのだが、コヤシゲを直接見るのは今回が初めてだった。いざこの目で本人たちを見ると、ありきたりな考えかもしれないが、「毎日毎日テレビやら雑誌やらを見て崇め奉ってるあのNEWSが目の前に…!!」という気分だった。これで4月からがんばれます!
ジャニーズのファンにとって、アルバムやツアーにおける一つの見所として、メンバーのソロ曲は重要なものだろう。特に自担のソロ曲については、誰しも深い期待と思い入れを抱いているものだと思う。今回のNEWSのアルバム『White』にも、メンバー4人のそれぞれのソロ曲が収録されており、各々の歌声の良さが表れている。ここで、せっかくなので、一つ一つのソロ曲について語ってみたいと思う。私はもう初日の名古屋でソロ曲の衣装や演出も一通り見てしまったのだが、今回はできるだけ、音源だけについてを語ろうと思います!
アルバムに収録されている順番に記事を書こうと思ったんだけど、やっぱり一番思い入れのある自担の曲からの方が書きやすいってことで、今日は加藤シゲアキの『ESCORT』について!まず、最初に聞いた時の第一印象は、「あーシゲちゃんっぽい!!」。作詞作曲ともに加藤さん本人によるということで、彼らしさに溢れた一曲だなあと思った。そして『Dreamcatcher』に似てると思った。英語中心の歌詞、バックミュージックのオシャレ感。シゲちゃんはやっぱりこういうのがお好きなのね。あとキーが高い!加藤さんの声は低いって言われることの多い声だけど、歌うときはむしろ高めの音の方がきれいなんですよね。(ラジオか何かで「俺歌うときは高い声出んのよ」的なことを言ってた。)高音のサビ、吐息交じりの「ESCORT」の囁き、イケボのラップと三拍子揃った名曲だ!!何回聞いても全く飽きない。なんなら一日中1曲リピートしたいぐらいだ。
内容のない褒めちぎりの文章になって収拾がつかなくなってしまったが、タイトルに戻って、今回は『ESCORT』の英語詞を自分なり(自分勝手)に和訳してみたいと思う。大学の春休みで眠っていた電子辞書の出番だ!
ESCORT / 加藤シゲアキ
一つ、君は僕のレディ
生まれたままの身体を預けて 永遠へと続く扉を委ねて
「心配ないさ、僕のお客様」
二つ、僕についてきて
世界はママのように優しいのかい? いや、不可抗で不安定、残酷だ
「ねえ、どうして?」
空は飛べないし神様のような力もない もちろんスーパーマンでもない
でも、たった一人の特別なガーディアンなんだ
※
僕のマドンナ どうして君から目を離せないんだろう
僕をもっと甘い幸せに溺れさせてよ
君を離さない
どこに行くんだい?お嬢さん
(どこに行けばいいか分からないの)
どこに行こうと僕は一緒だよ
(どこか遠くへ行きましょう)
君に見せたい素敵な景色があるんだ
君も見てみたいだろう?
手を伸ばして 僕のとびきりの女神様
※繰り返し
お前は本物の紳士なのか?
かつての脆弱な気持ちは海に捨てた
かわいらしくてかっこいいブルースの調べ
今宵悲しみの夜を乗り越えて
超新星のように輝いて
朝になるまで踊ろう セニョリータ
No.5の香りだけがドレスコード
君をどこまでもエスコートするよ
愛の導き 価値のないものはいらない
君はとっておきのレディさ
※繰り返し
なんだかわけのわからん感じになってしまったけどもうちょっとだけ妄想してみる。この曲の歌詞の語り手を「彼」、女性を「彼女」とする。
彼と彼女はカップル。皆のマドンナのような存在の彼女と、ちょっと頼りないけれど彼女のことを誰よりも愛している彼という関係。これまでは弱気で、自分に自信が持てなかった彼だが、愛する彼女にふさわしい男になるために、彼女を守ると決意する…っていうお話なのかなーと思ったり。訳してみると、1番、2番、ラストと徐々に彼の決意が強いものになっていく感じがします。
最後に箇条書きで思ったことを整理しておこう。
- No.5っていうのは香水の名前なんですね。そう思うと冒頭のNo.1, No.2から続いているのがおもしろい。
- euphoria っていう単語が好きです。シゲちゃんらしい言葉だよね、なんとなく。
- 1番サビ終わりの「ESCORT」って囁き!ずるい!Dance in the darkの吐息といいDreamcatcherの「おやすみ」といい、加藤シゲアキ×吐息交じりは世界を救うよ、ほんとに。
- 2番Bメロ前の「ウーベビベビ」っていうのがめっちゃ好き。完全カタカナ英語な感じがまた良い。
- 「do you wanna see?」の歌い方よ。甘い。そりゃもう見たいです I wanna see ですシゲ様。
- 「ガナゲッゲッガナゲスーパノバ」リズム感好き。
- Perfumeの『Spending all my time』とかもそうなんだけど、ほとんど英語の歌詞の中に突然日本語出てくると「おっ」と思う。はっとさせられる感じというか。この曲だと個人的にはラストサビ前の「愛の導き」かなー。
- 最初と最後が雑踏の音なのもいいね!二人が手をつないで楽しそうに駆け抜けていく様子が頭に浮かびました。
こんな感じですねー!ほかの3人のソロ曲についても感想など書けたらいいなと思います。
私がジャニヲタになるまで
最近唐突に読書にはまり自分で文章を書きたくなったので、流行に乗ってはてなブログを始めてみました。
簡単な自己紹介を。大学生です。ジャニヲタです。とりあえず何かしらを書き綴ってみたいので、今日は私がジャニーズと出会ってから今に至るまでを語りたいと思います。
最初に私を沼に引き込んだのはいまや国民的アイドル嵐だった。中学1年の頃に嵐にはまったのが、私がジャニヲタになるきっかけだったと思う。まず、私の家はド田舎にある。だから、このあたりの住民にとって、自家用車は必須の生活ツールである。家から一番近いコンビニに行くにも車、電車に乗るために最寄り駅に行くにも車、何をするにしてもまず車が無いと始まらないのである。だから、交通手段が充実した地域に住む人たちに比べて、私たちは車に乗っている時間が圧倒的に長い。私も、外出するときは母の運転する車に乗せてもらっていた。私の母は車を運転するときは基本的に音楽をかける人間なので、母の車に乗るときはいつも何かしらの曲が流れていた。私が中学1年生だった当時、母親が車で聞いていたのが、嵐のアルバム『Dream"A"live』だった。それまでの私はジャニーズになどまったく興味が無かった。おそらく、このアルバムを聞き始めたのがジャニヲタという泥沼への第一歩だったのだろう。急に、嵐のことが気になり始めたのである。
たしかこの頃は、つまり約6,7年前というのは嵐の人気に火がつき始めてしばらく経ったあたりではなかろうか。嵐のなかなかに充実したテレビや雑誌への露出という状況の中で、私は見事嵐にはまった。もともとV6が好きだった母は、私がジャニーズにはまっていくのが面白かったのだろう、嵐のコンサートDVDをどこからか買ってきた。『ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO』である。脳内が嵐で埋め尽くされかけた状態で嵐のコンサートDVDを見るということは、もはや自殺行為である。画面の中の国立競技場で歌って踊る嵐はとても輝いていた。
こうして嵐に落ちた私は、気づけば大野担になっていた。いつ、どのようなきっかけでそうなったのかはまったく覚えていないが、バラエティでのおっとりしたどこか抜けているキャラと、コンサートや歌番組で見せるカリスマ性とのギャップがたまらなかったことは覚えている。こうして、私は順調に嵐ファンとして数年間暮らしていく。ところが、高校3年のときに転機が訪れる。
事の発端は私が高校1年か2年の頃に、3歳下の妹が、ドラマ『美男ですね』を見てKis-My-Ft2にはまったことである。それまで姉の影響でライトな嵐ファンだった彼女は、キスマイにどっぷりとはまり、とても楽しそうに日々を送っていた。彼女の付き添いで私もキスマイのツアーの大阪城ホール公演に参戦したりして、とても楽しかったという記憶がある。こうしてディープなジャニヲタになった妹は、ドル誌を買い始めた。私の好きな嵐はもうその雑誌を卒業していたのだが、嵐メンバーが出演するドラマの撮影リポートなどがよく載っていたので、それを見るために、ドル誌は姉妹で割り勘で買っていた。私はわずかなページ数しか載っていない嵐を見るついでに、キスマイや他の若手グループのページも読んでいた。その中で、毎月、なぜだか目に留まってしまう一人のジャニーズタレントがいた。それがNEWSの加藤シゲアキである。それまで嵐一筋だった私にとっては嵐以外の人物が毎回気になるのがとても不思議だった。しばらくして、私たち姉妹は毎月1冊買うドル誌をM誌からWU誌へと乗り換えたが、加藤さんを真っ先に探してしまうのは変わらなかった。
この時点ではまだ私は嵐が好きだったが、高校3年の初夏、事件が起こる。私が学校から家に帰ってくると、妹がテレビの前で呆然としていた。そして私に言った。「小山がかっこよすぎる」と。妹は「NEWSの中だったら小山が一番好き~」といっていたのだが、この時、妹は完全な小山担になっていた。彼女に何が起こったのか。話を聞くと、キスマイのPVを見るために録画しておいたCSの無料番組(イケメンPV特集的なもの)を見ていたところ、NEWSのコンサート美しい恋にするよの秩父宮での一曲目、チャンカパーナの映像が流れたらしく、そのときに映った小山さんがとてつもなくかっこよかったのだという。それからしばらく、妹はNEWSの虜だった。妹はNEWSに揺れ動きつつあった私を説得し、私と妹は割り勘で『美しい恋にするよ』のコンサートDVDを購入することになった。妹はNEWSにドハマりし、毎晩DVDを再生していた。その流れに乗って、私もちゃっかりNEWSに落ちた。気づいたときにはもう私はシゲとNEWSしか見えなくなっていた。NEWSの出るテレビ番組はすべて録画し、CDやDVDも新しく出たものはすべて買うようになった。テレビ出演やニューシングルの発売などの情報解禁にいちいち歓喜した。火曜深夜の24時からのKちゃんNEWSを聴くために夜更かしもするようになった。シゲアキ先生の本は大学受験が終わって3冊一気に読んだ。そして今に至るまで、NEWSは私の生活の中心に君臨し続けている。
今でもふと思うことがある。もし妹がドル誌を毎月買うことを提案しなかったら、そして、あのとき妹がキスマイ目当てにあのCSのイケメン特集を見なかったら…。私がNEWSを意識することは無かったのだろうか。そしていつも最後にこう思う。「うちの妹がミーハーでよかった。」
これが私の7年ちょっとのジャニヲタとしての略歴である。うん、なんか長くて気持ち悪い感じになってしまった…。ブログってこんなんでいいんかな。
こんな感じでジャニーズについて語ったり、日々思ったことを書き連ねていきたいと思います。とりあえずの目標は週に3回で!